ググっちゃだめか

| コメント(0) | トラックバック(0)

不幸にはよく気がつくのに、
幸福にはなかなか気づくことが出来ないのは、
その方がより生き抜きやすいからだろうか。

昼飯を食べながら何気なくネットを徘徊してたら
こんなブログ記事をみつけました。

プログラマで、生きている: ググるな危険
(atmarkit.co.jp)

# トラバ張ろうと思ったけどURLが公開されてなかった。

むしろ「ググレカス」な世の中だと思ってたんだけど、
そういうもんでもないのか。

ある程度の開発経験があり、ノウハウや知識もある人には
Google先生はとても重宝するツールではあるんだけど、
いわれてみれば、新人にはあまりよくないのかな。

私が新人時代というと、1998年当時。

まだWebは黎明期といった時期で、当時のWeb検索といえば
日本語だと、有名なのはYahoo!とgooくらいだったかな。

ただ、その頃のYahoo!は登録型であまり有用なサイトはなく、
gooはロボット型だったけど、キーワードにひっかかるだけ
何でもかんでも手当たり次第ヒットしてたので、
その中から使えるサイトを探すのもまた一苦労でした。

# 実は、Google先生が生まれたのは丁度この頃。

ただ、その頃の調べ物といえば、Webより本でしたね。

会社にもプログラム言語の参考書やInside何たらという
分厚い技術系の本が何冊もあり、さすがに版は古いけど
大体調べ物の用はそれで足りました。

足りないときは自分で買ってたしね。高いんだ、これが。

わからないことは聞く、という文化が常識的かどうかは
会社の風土にもよりますね。

先輩が分かりやすく教えてくれればベストなんだけど、
そんな先輩がいない、先輩も知らない、先輩がコワイ!
教え方が要領を得なくて、自分で何とかした方が良い!
というような環境も、中にはあろうかと思います。

私の場合、1こ上の先輩がフレンドリーな人だったので、
聞けばいろいろ教えてくれました。
で、解らないことは大体この本に書いてあるよ、と、
参考書も示してくれましたね。

今にして思えば良い先輩でした。

ただ、その先輩の先輩(まぁ私にとっても大先輩)が
かなりあたりがキツい人で、その人自身は
よくできる技術者として社内でも認められてたんだけど、
こと後輩へのあたりとなると、
そんなことも知らないの?常識だよ?何勉強してきたの?
的な言動をふりまくお人。(ちなみに、その人は女性)

不幸にしてその人の下についた私の同期がいて、
毎日のように「しごかれて」いました。
おかげで、知識はいろいろ身についたようですけどね。

教育という意味では悪いことばかりじゃないけど、
ただ、彼女の下についた人は、
かなりの高確率で会社を辞めていってたのも事実でした。

で、2年目以降は私も先輩社員になるわけだけど、
教育というか、後輩に対して特別に何かを教える
ということは、あんまりした覚えが無いですね。

一応、私も8年間は社員としてやってたわけで、
新人を迎えるたびにトレーナー紛いのことはしてたど、
教える、というよりは、一緒に仕事をする、という感じ。

まぁ、ちょっと違うと思うコードを書いてたら
これはこうした方がいいんじゃない?という程度かな。

もし、私が今も社員で新人を迎えていたら
「ググればいろいろ出てくるよ」っていっちゃうな。多分。

実際、プログラムひとつとっても昔と今の常識では
いろいろ違う部分もありますからね。

昔はいかに省コード、省メモリで書くかが重視されて、
少ないリソースの中でポインタを駆使して
処理もバイナリのサイズ自体もコンパクトなのが良!
とされてた気がするんだけど、最近は違う。

それよりも、メンテナンス性の方が重視されて
効率よりも可読性の高いコードの方が好まれる。
多少は効率が悪くても、それが致命的でなければ
読みやすいコードの方が良!となってきてる感。

GC全盛の今や自分でメモリ管理する必要もないし、
難しい処理はフレームワークが大方やってくれてたり、
なので、今はそういう用意されたフレームワークや
ライブラリをいかに上手く使うかの方が
流行りのソリューションということになってる。

自分でつくる前に、既にあるものを探せ、なんですよね。

そういう意味で、開発の場面でも
Web検索というのは非常に有用なツールだと思う。

昨今のWeb検索は非常に高性能で、探し方次第ですが
回答を見つけるまでの時間を大幅に短縮してくれる。

それこそ、私の新人時代、分厚い本で目次を探して
ページをめくって該当の解説なりコードなりにあたる
ということを考えるとね。

ただ、検索で出てきたものを何も考えずコピペで使う
というのはさすがにマズくて、そのコードを使うなら、
今の自分のやろうとしていることにマッチしているか、
他にもっと適したやり方はないか、ということは
自分で考えるなり、或いは聞く相手がいれば聞くなり
する必要はあるでしょう。

で、件のブログ主さんは
私なぞよりもはるかにキャリアのおありな方のようで
おっしゃることも概ねその通りだとは思いますが、
わからないなら私に聞け、という態度もどうなのかしら。

いや、聞くな!というよりは良いですけど。

むしろ、新人くんが何か調べてることに気づいていて、
それを自分なら教えてあげられるとわかっているなら
教えてあげればいいのに、と思ったり。

自発的に質問させることが重要ということ、か。

実際のところ、Web検索ということに依らずとも
最近の.NETにしろJavaにしろその他の環境にしろ
あんまり勉強しなくても、誰でもそこそこ使えてしまう
ということ自体が今の状況に至ってる要因な気がする。

だから、ちょっと調べれば
そこそこ動くコードが意外と簡単に書けてしまう。

まぁ、簡単に使えることは、悪いことじゃないですよね。


# 結局、ハサミも包丁も使う人次第。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://sphere42.mlexp.com/mt5/mt-tb.cgi/2718

コメントする

2018年2月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28      

アーカイブ

Powered by Movable Type 5.2.10
MLEXP.サイト内を検索
Loading