橋下無双

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朝生(1/27)見ました。

テレビ朝日 | 朝まで生テレビ!
(tv-asahi.co.jp)

また視聴率取りかというネラー突っ込みもあったけど、
私は橋下氏のTwitterをずっと見てたんですが、
今回はむしろ橋下氏が望む形で編成された感じでした。

自分に特に批判的な人と面と向かって話したいと。

で、見たんですが、もうこの手のやりあいではお馴染み、
いつも通りというか、橋下無双ってやつでしたね。

対橋下として論客に立った人たちがことごとく冴えない。

最初にパネリストの顔ぶれをみた瞬間
ああ、これは駄目かもわからんねとは思ったんだけど、
やっぱり駄目だった…。

この番組はいつも論点が発散するので、
ここはとりあえずパネリストの論点から切った断面からみて
以下その感想。


まず、香山リカ氏。肩書きは精神科医?

もう心根で橋下氏が嫌いなのが見え見えなんですが、
なるべくそれを押し隠して(だが、嫌いなのが丸わかり)
弱者切り捨て批判を中心にとりあえず噛み付くという姿勢。

補助を打ち切られて苦しんでる人がいる。
保護する優先順位はどうやって決めるのか。
橋下氏が独断で決めて良いことなのか。

…と、大体そのへんを攻めてたけど
補助の優先順位は行政が決めるしかないでしょう。

例えば、トリアージの絶対基準なんてない。

政治になればなおさらで、
どのタイミングでどのリソースを優先するかというのは
それこそ政治で決定するしかないこと。

そんなところを批判してもしょうがない。

あとは“シングルイシュー”云々。

かつての小泉純一郎氏が「郵政民営化」を争点にしたように
橋下氏は「大阪都構想」だけで民意を集めようとしていると。

いや、大阪市長ですから。

大阪の行政全体を変えようといっているのだから、
そんな彼の主張自体は全然シングルじゃないと思う。
香山氏は、橋下氏が小泉氏に似てるといいたいだけ。


次。山下芳生氏。参議院議員(共産)

選挙では「大阪市はバラバラになりません」といいながら
当選したら「大阪市を潰す」と言い出した。
それは公約違反じゃないのか!との批判。

橋下氏は、市という行政府は潰すといっているのであって
コミュニティとしての大阪を潰すわけじゃない、と。

それでも、そんなことは選挙のときに一言もいってない
と、なお食い下がる山下氏…。

そんな話、どうでもいいです。

橋下氏は、大阪市という役所がなくなっても
区役所が手厚くなれば市民は困らないといってるんだと思う。
行政府が潰れて困るのは議員と公務員だけです。


次、柳本顕氏。大阪市議(自民)ですか。

彼の主張はよくわからなかったんだけど、
橋下行政は性急過ぎるから、もっとゆっくりやっても良いだろう
というようなことを言ってたのかな。

区長公募も、いきなり全区でやるのではなく
試しにどこか1区でやって上手く行ったら次に進む、とか。

まぁ、橋下氏がそんな甘っちょろいやり方で妥協するはずもなく。

彼は任期4年で大阪都構想を実現しようとしてるわけで、
それが無理だとしても、そのくらいのスピード感は必要。

のんびりやってる間もしっかり税金は消費されていくわけで
合理化すると決めたならとっととやった方が良いのです。


次。薬師院仁志氏。どっかの大学教授?

この方はしきりに自分が一市民であることを主張し、
選挙でいってたこととやってることが違うじゃないか!
と、涙目で訴えておられた。

市をバラバラにしないといいながらバラすと言い出したとか、
区長公選制といいながら実際は公募してるとか。

市をバラバラに…の議論は、上にも書いた通りどうでも良い。

区長公選制の話は、橋下氏の話では
大阪都構想が実現した後でないと法律の問題で不可能なので
今はそれに向けたプロセスとしてまず公募にしているとのこと。

この説明で、私なら普通に納得です。

しかし、それでもこの薬師院さん
選挙ではそんな話はなかった!選挙ビラにも書かれてない!
というところを責め続けておられた。

確かにね、誤解を招く選挙活動は良くないけど、
仮にも大学教授の論点としてはあまりにレベルが低い…。


次、池田知隆氏。元大阪市教委のジャーナリスト。

彼の論点は、いわゆる“君が代”条例は厳し過ぎるんじゃないか
というあたりか。

教育者にも考え方や信条があるんだから、
入学式や卒業式の君が代で立たない先生がいても良いんじゃ?
条例で厳しく罰するほどのことじゃない。そんな話。

これは、日の丸、君が代の問題というより、
公務員である教員が教育委で決めたルールに従わないという
そっちの方が問題である、というのが橋下氏の言い分。

橋下氏個人は右寄りだと思うけど、この際それはさておいて、
公務員が、しかも子供を教える立場であるはずの教員が
市や県で決めたことを守れないというのはマズかろうと。

はい。普通に考えてマズイですね。


次、吉富有治氏。ジャーナリスト。

彼は、橋下氏の都構想はいき過ぎであって、
現状の形の府と市が話し合いで物事を決めていけるなら
そういう場を法制度化すれば良いという主張…だったかな。

例えば、橋下氏は府市統合本部というのをつくったけど、
それを法律で制度化すれば、大阪市をバラすまでせんでも
そのまま上手いことやれるんじゃないですか、と。

これに対し橋下氏は
その話し合いの場に決定権がないというのが問題であると。

今は知事と市長が同じ維新の会という政治グループで
お互いに意見が一致してるから話が進んでいるのだけど、
これが将来的にも上手く進むとは限らない。

そして、その話し合いが物別れに終わった場合、
何もコトが進まない(実際、今までの二重行政がその状態)
であって、これを解決するには決定権の一元化しかないと。

即ち、それが大阪都構想であると。

橋下氏の場合、話し合いだけでは生ぬるいということを
知事経験から体得してるってことなんでしょうね。


で、この場で唯一、橋下氏側に座ったのが東浩紀氏。

東氏は、橋下氏陣営というより
橋下氏の主張の何がそんなに批判されているのかがわからない
という立場っぽかった。

都構想の何が悪いの?みたいな。

まぁ、橋下氏を批判する人なんてのは
概ね、現状を変えられたらいろいろ困る立場な人であるか
そうでなければ個人的に嫌いだからでしょう。

東氏も実は薄々そのへん知ってて、その上で
批判する論理的な理由があるならこの場で言ってみろや
的な位置だったかも。


て感じで、あんまり面白くない展開でした。

今回のパネリストは誰も論点にしなかったけど、
もし大阪都なんてことになったらこんな危険がある!とか
そうではなくもっと良い案があってだな…?みたいな話とか
そのへんを期待したんですけどねぇ。

批判はあるが理由なし。
それは良くないといいつつ、ではどうするのが良いかも示さない。
結果、まともな議論になってない。

そろそろ、あの橋下氏が焦る顔もみてみたいんだけどなぁ…。

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