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唐突ですが、私は2ちゃんねる(2ch)の雰囲気が好きです。

これには、「何で?」「あんなところが?」と思われそうですが、
あの、礼節とか、上下関係とか、世間体とか、気遣いとか
そういったものが微塵もないストレートな感じがむしろ清々しい。

いつか、マスコミで「便所の落書き」などと揶揄されていたけど、
人間の心の中なんて大体あんなものだと思う。
まぁ、生理的、物理的な老廃物を出す所が便所だとするなら、
心の捌け口も便所ということで、それはそれで言い得て妙かも。

人は、実際に接すると、ほとんど自分の本性は見せないものです。
これは相手を気遣うというより、自分が周りに悪く思われたくない、
要は嫌われたくないからで、このことがお互いの気遣いとなり、
それは多くの場合、その場のコミュニケーションを円滑にする。

日常においてある程度の礼儀、礼節は必要なのは確かですが、
実のところ、それはその人の“見せかけの姿”だったりします。

「ありがとうございます」や「申し訳ありません」などの言葉と、
その人が実際に心の中でどう考えているかは別であるということ。

お礼や謝罪の言葉は、人と接する以上は必要なものだけど、
あまり過度になると逆に白々しくもなる。

話を戻すと、2chの書き込みにはそういったものがほとんどない。
何かを教えて欲しい場合でも「教えろゴルァ」的なノリで、
これはむしろ2chではそうあるべきだ(かぶってんじゃねぇよ的な)
というような空気さえある。

そこには、不謹慎とか、KYのようなものもない。

例えば、昨年春の大震災で大勢が被害に合ってる最中にも、
それをネタとして書いてしまうような人も結構いたと思う。

あと、誰か有名な人が亡くなったニュースなんかがあっても、
ご冥福を云々などという書き込みはほぼ皆無で、
どちらかというとネタ化される方が多い。…だが、それがいい。

何かを不謹慎だという気持ちは、ある程度歳を重ねている人なら、
自らも何度か“別れ”ということも体験しているだろうし、
そのことによって周囲の人がどういう気持ちになるかということも
およそ理解できるようになっていると思う。

そういう人が他人の不幸を笑うことを不謹慎だと思うのは自然。

ただ、まだ年端もいかない(10数年程度しか生きていない)若者が
そういった感覚を持つかといえば、実際ほとんどないと思う。
特にそれまで一度も不幸がなかった人のお悔やみなんてのは、
身も蓋もない言い方をすれば、単なる同情でしかない。

これは他のことにも大抵いえることで、わかった風な口をきくというか、
よく知りもしないのに、或いは本当はそんなこと思っていないのに、
そのようにいわなければ、振舞わなければならない。

日々人と付き合っていかなければならないリアルな場においては
どうしてもよそ行きの仮面をかぶらざるを得ないのであって、
それは表現にとって、ある種の壁であると思う。

そういうものがガサッと取り払われた2chという場について、
私はわりと好意的であるということなのです。

ただ、誤解のないようにいっておくと、これは
そこに出没する“厨”や“DQN”が好きだ、といっているのではない。
あくまでコミュニティ(場)としての話だということですよ。

広く公開されている場には、いろんな輩が出入りするようになる。
それについてはリアルもネットも変わりません。

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