[FF12] ファイナルファンタジー XII プレイメモ(クリア編)

やっとこクリアしました。

ファイナルファンタジーXII | SQUARE ENIX
ファイナルファンタジーXII

モブ退治とか一生懸命やってたら、すっかり長くなっちゃった。FF12は、全体を通してファミ通風に採点するなら、10点満点で8点くらいですかね。十分に「良ゲー」かなと。

背景となる世界“イヴァーリス”というのは、FFタクティクスの世界ベースなんですね。私はFFTをやったことがないのでわからないんですが、クランの概念とか、そこの登場人物などは、FFT由来のものだったようで。

あと、ゲームのつくりとしては、前評判通り、FF11のオフライン版といった感じ。操作性はほとんどFF11と同じだし、バトルシステムもガンビットとミストナックなどの独特の要素を除けば、FF11っぽい戦闘。ちょっと各要素について、それぞれ感想なぞ書いてみます。ネタバレしてますのでご注意。

ストーリー

メインの話の流れとしては、ファンタジーとして楽しめたと思います。が、消化不良なこともいくつか。

まず、中途半端に登場してくるロザリアの王子。とても個性的で好きなキャラだったんだけど、全然活躍のシーンが見られなかったのが何とも。ロザリアという国自体もよくわからないままだし。

あと、帝国の元老院の存在。帝国の政治を動かしているのがその元老院らしいんだけど、結局ヴェインにつぶされて政権を軍に掌握される、という流れで消えていってしまったのよね。もっと何か企んでいても良さそうな存在だったのに、意外とあっさりつぶれちゃったなぁ、と。

他にも、メインストーリーに絡んでないダンジョン(死都ナブディスとか)もいくつかあり、あれはどういう存在だったのか、結局わからないままクリアになっちゃったので、モヤモヤ感が残ってるというのも正直なところです。

キャラ設定

主人公は、多分ヴァンだと思うんですが、ヴァンは結局勇者になるでも王様になるでもなく、こっそり王家の人間だったということもなく、最初から最後まで平凡な(?)少年という感じで、ぱっとしなかったなと。

むしろ、主人公はアーシェじゃないか。彼女の行動や心の動きが、ストーリー上も結構重要な位置にあった気がするし、パーティも、彼女中心に動いてましたからね。その他は、名脇役ってことで。私的には、自称主人公のバルフレアが好きでしたが(笑)

育成システム

FFは毎回このシステムが変わる。むしろこれがそのFFの特徴にもなるのですが。

今回はライセンスボードというシステム。ステータス、魔法、技、装備などはこのライセンスボード上で取得していく感じ。(魔法、技、装備自体は店で購入する必要がある)このボードは、キャラ毎に違うわけではなく、全キャラ同じ形のボードなので、最終的に全部同じ能力を持ったキャラになってしまいがちで、ちょっと没個性なシステムかなと思いました。

極端な話、アーシェが重装備して斧とか振り回すこともできるし、バッシュが魔装備して魔法使いを演じることもできる。ここはもうちょっと、キャラごとの個性を出してもいいところではなかったか。

戦闘システム

キャラは6人いるけど、戦闘に参加できるのは3人まで。(ゲストがいるときは4人)この3人の動きをコマンド入力して動かすわけだけど、ATBだと、それでは面倒だし大変なので、ガンビットというシステムが導入されてました。

ガンビットというのは、あらかじめ命令のフローを設定しておくことができるもの。これでコマンド入力がかなり楽にはなるんですが、相手によっていちいちこれを設定しなおすのは、ちょっと面倒に思いました。FF11のマクロみたいに、ガンビットも1セットだけじゃなく複数セットつくれて、それを状況に合わせて切り替えて使えたらより良かったかも。

ミストナック

これは、使っても使わなくてもやっていけるけど、使えるようになったらかなり楽に進行できる、という感じですね。でも、せっかくだから、ミストナックなしでは進行できないような場面を入れておいても良かったんじゃないかな、とも。

ちなみに、モブハントのモブは終盤異常に強くなるので、そのタイミングがミストナックの使い時かもしれません。

召喚システム

召喚獣は、FF12で刷新されてましたね。従来のシヴァとかイフリートとかは登場せず(それらは戦艦とかの名前になってた)全く新しい召喚獣になってた。

で、その召喚ですが、はっきりいって全然使わない(笑)

相手が強いときに呼び出してもすぐやられちゃうし、盾にもならない。召喚するとMP全部消費するし、これ使うのは趣味かなー、と思った。

マニアネタ

歴代FFをやってきた人にはわかる、みたいな要素が、ちょいちょい入ってたりしましたね。モブに設定されているモンスターとか、一般のモンスターも歴代FFで登場したものが結構いたし。FFをやりこんでるFFファンが作ったFF、という感じ。

ギルガメッシュが相変わらずなのは良かった(笑)

その他イベント

FF12には、ストーリーに全く関係ない要素(寄り道)がかなりたくさんある。

まず、クランのモブ退治。いっぱいやれば、クランランクが上がって、店で良いものが買えたりもするんですが、特にやらなくても本編には関係ない。(あと、レアモンスター狩りもそう)

他にも、コッカトリスのイベントとか、花サボテンのやつとか、釣りのやつとか、クエスト的な小イベントがいくつかあるんですが、それらはやらなくても本編は進められる。

なので、クリアしたのに、全く攻略してないダンジョンとかあったりする。セルデニアン洞窟とか死都ナブディスとか。(この2つは全く行かなくてもクリア可能)他にも、奥までいってないダンジョンはいっぱいある。

最終ダンジョンである大灯台やバハムートでも、出てくる敵のレベルは、高くても50いってないんだけど、それらのダンジョン(深部)にいくと、50以上とか60くらいの敵とかいたりする。コアな人は、そちらも楽しんでねってことなんでしょう。

ちなみに、私の場合、クリア時点のキャラ平均レベルは52くらいでした。(ヴァンが56で、他が40台から52、3って感じ)これで、ラスト(ヴェイン)は結構余裕で勝てたので、40台前半くらいでラストいくのが適正なのかもしれません。

でも、40台では狩れないモブいっぱいいるのよね。(それやってたから50超えちゃったんですが)つまり、ラスボスより強いモブやBOSS敵がいっぱいいるってこと。

FF12は、メインストーリーよりも、寄り道が充実してて、これもうちょっとメインの方の作り込みに力を振っても良かったのでは、と思いましたね。

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